看護学校を受験
「もう看護師になりなさい」。契約社員としての雇用が切られた私を心配した母が提案したのは、准看護師資格が取れる学校の受験でした。当時は26歳。今から看護師を目指しても、まだやり直しがきく年齢だったこと、民間企業での就活に絶望感を感じていたこともあり、母の勧めた通り看護学校を受験しました。
しかし、本当に心から看護師になりたいという気持ちはありませんでした。生きるためには仕方ない…そんな気持ちで受験したように思います。
結果、無事合格通知を受け取ることができましたが、入学は辞退しました。やはりそんな気持ちで看護の仕事に従事しても患者さんが気の毒だし、何より「言葉に携わる仕事」をまだ諦めきれない、そんな想いがあったからです。
看護学校への入学を辞退した後は、香川県で派遣社員やアルバイトとして働き始めました。
起業した知人のWebメディア運営を手伝う
前職で一緒に働いていた方が起業してWebメディアを立ち上げることになったと聞き、記事ライティングの面でお手伝いがしたいと申し出ました。金銭的な報酬はなくて良いので、記事を載せて欲しいとお願いしたのです。
先方も無料で記事を書いてもらえることにはメリットを感じたらしく、月に8記事のペースで記事を寄稿することになりました。
そのため、香川にいる間は、平日は仕事(クーポン誌制作のアルバイト)、土日はWebメディアの記事ライティングという生活が8ヶ月ほど続きました。